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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年単行本(文藝春秋)中古価格:700円

多崎つくるは、木元沙羅と交際中だが、なかなか関係は進展しない。その原因として沙羅は、高校時代の友人から絶交されたことについてのわだかまりがあるのではいかと考え、つくる自身が当時の友人たちに会って直接話をすることで、事態を打開するように勧めるが・・・。
熱狂的に迎え入れられた村上春樹の最新作。ラザール・ベルマン以外にも、アルフレート・ブレンデルによる「巡礼の年」も登場し、こちらも品切れが起こる事態となった。

p62

友人「灰田」が多崎つくるの部屋に持ち込み、二人で聴いているレコードはフランツ・リストの『巡礼の年』の第一年「スイスの巻」に入っている『ル・マル・デュ・ペイ』。

巡礼の年 全曲
リスト(ラザール・ベルマン)

p78

緑川がためらいがちに弾いた曲は、ジャズの定番『ラウンド・ミッドナイト』。

ジャズ・ピアノ ラウンド・ミッドナイト
オムニバス

p91

何かの形であとに残るものの喩としてワグナーの指環が登場。

楽劇四部作<ニーベルングの指環>(ハイライツ)
ワーグナー(ヘルベルト・フォン・カラヤン)

p153

田崎が青海に会いに行くシーン。ショールームで小さな音で流れていた曲はボサ・ノヴァの生みの親の1人アントニオ・カルロス・ジョビンの曲。

潮流
アントニオ・カルロス・ジョビン

p202

アカがほかの曲は覚えていないが、シューマンの『子供の情景』の中の有名な曲『トロイメライ』は覚えていると答えるシーン。

子供の情景
シューマン(ヴィルヘルム・ケンプ)

p223

「アフターダーク」でも登場したワム!が登場。ワム!のCDは全部持っていたと言及。

ベスト
ワム!

p260

リクエストがあり、エルヴィス・プレスリーの『冷たくしないで』がフィンランド語で歌われた。

MEGAエルヴィス
エルヴィス・プレスリー

関連作品
巡礼の年~小説に出てくるクラシック

巡礼の年~小説に出てくるクラシック

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」で有名になった作曲家リストのピアノ小品集「巡礼の年」にまつわるコンピレーション・アルバム。小説に登場する、ロシア人のラザール・ベルマン、オーストリアのアルフレッド・ブレンデル、南米チリ出身のクラウディオ・アラウの3名のピアニストによる「ル・マル・デュ・ペイ」を聴き比べできる作品。

「1Q84」に登場したことで、ヤナーチェクのシンフォニエッタは一躍有名に。

1Q84

1Q84文庫本(新潮文庫)
1Q84単行本(新潮社)

「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。

青豆と天吾は10歳の時に別れ別れになり、20年後の1984年4月に個別に1Q84年の世界に入り込む。さまざまな出来事、試練に遭遇したのち、12月に再会、手に手を携えて1984年の世界に戻る物語。
物語冒頭でタクシーのラジオから、ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』が流れるというシーンで、この楽曲が一躍有名に。

(BOOK 1)
p11

渋滞に巻き込まれたタクシーの中で流れていた曲は、ヤナーチェクの『シンフォニエッタ』。

管弦楽のための協奏曲|シンフォニエッタ
バルトーク | ヤナーチェク(ジョージ・セル,クリーヴランド管弦楽団)

(BOOK 1)
p27

黒いトヨタ・セリカの開いた窓から背景音楽として流れた曲はマイケル・ジャクソンの『ビリー・ジーン』。

キング・オブ・ポップ
マイケル・ジャクソン

(BOOK 1)
p102

ピアノとギターの若いデュオが『スイート・ロレイン』を演奏。

ヴォーカル・クラシックス&ピアノ・クラシックス
ナット・キング・コール

(BOOK 1)
p203

作品中度々登場するバルトークの『管弦楽のための協奏曲』。

管弦楽のための協奏曲|シンフォニエッタ
バルトーク | ヤナーチェク(ジョージ・セル,クリーヴランド管弦楽団)

(BOOK 1)
p238

店内の壁に設置された大型テレビではクイーンの映像が流れていた。

クイーン・ジュエルズ
クイーン

(BOOK 1)
p310

アリストテレスとプラトンの喩でビング・クロスビーと共に登場。

イッツ・ア・ブルー・ワールド
メル・トーメ

(BOOK 1)
p369

天吾に言われ、『おぼえていない』と少女が答えた楽曲、「マタイ受難曲」。

マタイ受難曲
バッハ(カール・リヒター)

(BOOK 1)
p382

読書用の椅子に座って読書しながら聴いた楽曲はジョン・ダウランドの器楽合奏曲『ラクリメ』。

ラクリメ
リンドベルイ

(BOOK 2)
p34

小澤征爾が指揮したヤナーチェクの『シンフォニエッタ』のレコードを紹介。

シンフォニエッタ/オーケストラのための協奏曲
ヤナーチェク/ルトスワフスキ(小澤征爾)

(BOOK 2)
p61

ジョージ・セルが指揮したヤナーチェク『シンフォニエッタ』のレコードをかける。

管弦楽のための協奏曲/シンフォニエッタ
バルトーク/ヤナーチェク(ジョージ・セル)

(BOOK 2)
p114

FMラジオをつけたら流れてきた楽曲はヴィヴァルディの木管楽器のための協奏曲。

木管楽器のための協奏曲集
ヴィヴァルディ(有田正広)

(BOOK 2)
p130

遥か昔のジャズのレコードとしてルイ・アームストロングなどと共に登場。

THE ESSENTIAL BILLE HOLIDAY
ビリー・ホリデイ

(BOOK 2)
p160

天吾とふかえりを最強のデュオの喩としてソニーとシェールが登場。

ベスト・オブ・ソニー&シェール
ソニー&シェール

(BOOK 2)
p170

着ていたTシャツの絵柄はジェフ・ベックの来日公演のTシャツ。

ブロウ・バイ・ブロウ
ジェフ・ベック

(BOOK 3)
p120

三人の看護婦が振り付きでキャンディーズの歌を歌う。

GOLDEN BEST キャンディーズ
キャンディーズ

(BOOK 3)
p120

カラオケが苦手な天吾が1曲だけ歌ったのは、うろ覚えに覚えている井上陽水の曲。

GOLDEN BEST
井上陽水

(BOOK 3)
p177

1970年の初めを回想するシーンでグランド・ファンク・レイルロードのとんでもなく騒々しい曲がジュークボックスから流れていた。

ベスト・オブ・グランド・ファンク
グランド・ファンク・レイルロード

(BOOK 3)
p257

牛河がぬるめの長風呂でラジオから聞いた曲。

ヴァイオリン協奏曲ニ短調
シベリウス(ダヴィドオイストラフ)

(BOOK 3)
p257

引き続き牛河がぬるめの長風呂でラジオから聞いた曲。

謝肉祭
シューマン(アルトゥーロ・ベネデッティ)

(BOOK 3)
p393

牛河が思い出したずっと昔の感傷的な歌。出だしは『見上げてごらん夜の星を、小さな星を』。

シングルス
坂本九

(BOOK 3)
p481

ワーグナーの歌劇にでてくる戦士たちが喩として登場。

神々の黄昏
ワーグナー(ヘルベルト・フォン・カラヤン)

関連作品
ヤナーチェク:シンフォニエッタ~小説に出てくるクラシック~

ヤナーチェク:シンフォニエッタ~小説に出てくるクラシック~

「1Q84」に登場するクラシック曲を集めたコンピレーション・アルバム。小説の世界をいっそう鮮明にするJ.S.バッハ、ブラームス、ハイドン、シューマンなどの楽曲を収録。小説の内容を紐解く作品。

作中に登場するスガシカオ。スガシカオが村上春樹の大ファンであると同時に、村上春樹もスガシカオのファンということも話題に。

アフターダーク

アフターダーク文庫(講談社文庫)中古価格:105円
アフターダーク単行本(講談社)中古価格:105円

何かをやり過ごそうとするように真夜中の街に留まる少女・浅井マリと、静かに純粋に眠り続ける浅井エリ、物語は主にこの二人を巡る視点を軸に展開される。
三人称形式と共に、「私たち」という一人称複数の視点から複数の場面を捉えつつ物語は進む。

タイトルはカーティス・フラーの「ファイブスポット・アフターダーク」から。

p22

自分を控え目な人間で、スポットライトは似合わないと説明し、喩としてワム!の片割れが登場。

ザ・ベスト
ワム!

p32

A面の一曲めに収録されている『ファイブスポット・アフターダーク』を紹介。そこでトロンボーンを吹いているのが・・・

ブルースエット
カーティス・フラー

p33

ロックバンドのバックみたいなのをやっていたと告白し、その喩で登場。

タワー・オブ・パワー
タワー・オブ・パワー

p95

デューク・エリントンの『ソフィスティケイティッド・レイディー』が流れ出す。

A列車で行こう
デューク・エリントン

p97

天井のスピーカーからペット・ショップ・ボーイズの古いヒットソング『ジェラシー』が小音量で流れる。

ディスコグラフィー
ペット・ショップ・ボーイズ

p99

ホール・アンド・オーツの『アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット』が流れる。

ザ・ベリー・ベスト・オブ
ダリル・ホール&ジョン・オーツ

p111

思い入れたっぷりに歌った曲。

COLEZO!
アダモ

p148

ライアン・オニールなどと一緒に登場。

スーパーベスト
フランシスレイ

p254

高橋が長いトロンボーンのソロで吹いたのは、ソニー・ロリンズの『ソニームーン・フォア・トゥー』。

プレイズ
ソニー・ロリンズ

p261

天井のスピーカーから流れたのはスガシカオの『バクダン・ジュース』。

FAMILY
スガシカオ

関連作品
Clover

Clover スガシカオ

村上春樹の著書「意味がなければスイングはない」にも登場するスガシカオ。デビュー作「Clover」を頼まれもしないのに村上春樹に送りつけたというエピソードもあるスガシカオですが、村上春樹も彼のファンだそうです。アフターダークでは、スガシカオの「バクダンジュース」が登場します。

ロック、クラシック、ジャズ、ポピュラーミュージックまでとにかく幅が広い音楽が登場。

海辺のカフカ

海辺のカフカ(上)文庫 (新潮文庫)中古価格:200円
海辺のカフカ(下)文庫 (新潮文庫)中古価格:150円
海辺のカフカ(上)単行本(新潮社)中古価格:200円
海辺のカフカ(下)単行本(新潮社)中古価格:200円

ギリシア悲劇と日本の古典文学を下敷きにした長編小説であり、フランツ・カフカの思想的影響のもとギリシア悲劇のエディプス王の物語と、『源氏物語』や『雨月物語』などの日本の古典小説が物語の各所で用いられている。
20代後半から30代前半の主人公が多い村上小説にしては珍しく、15歳の少年「僕」が主人公。

幅広い音楽が登場する作品ですが、物語の重要な局面で登場する、シューベルトの「ピアノソナタ第17番ニ長調」、ベートーヴェンの「大公トリオ」、ジョン・コルトレーンの「マイ・フェバリッド・シングズ」は押さえておきたい楽曲です。

(上)
p113

MDウォークマンで聴いていたのはプリンス。

アルティメイト・ベスト
プリンス

(上)
p123

ホテルに戻って、机に向かって日誌をつけながらウォークマンで聴いた曲。文中には「レイディオヘッド」で登場。

キッド A
レディオヘッド

(上)
p159

上品なシャム猫のミミ。名前の由来となるプッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』(私の名はミミ)について語る。

歌劇《ラ・ボエーム》(全曲)
プッチーニ(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

(上)
p231

運転しているときに大きな音で聴く曲としてシューベルトのピアノ・ソナタを紹介。

ピアノ・ソナタ第17番ニ長調
シュ-ベルト(クリフォード・カーゾン)

(上)
p239

シューベルトとワグナーも聴き分けられないと紹介。

ワーグナー管弦楽作品集
ワーグナー(ヘルベルト・フォン・カラヤン)

(上)
p283

エリック・クラプトン率いるクリームの名曲『クロスロード』を何度も繰りかえして聴いた。

ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・クリーム
クリーム

(上)
p291

再度登場のプリンス。「妙に切れ目のない音楽」として紹介され、残念ながらひとつめの電池が『リトル・レッド・コーヴェット』の途中できれる。

1999
プリンス

(上)
p466

ターンテーブルに乗せたのはビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の赤いビニールでできたレコード。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
ザ・ビートルズ

(上)
p467

映画「カサブランカ」みたいだと言い、『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』の出だしをハミングする。

カサブランカ
マックス・スタイナー

(下)
p186

再度登場のプリンスは今度は『セクシー・マザーファッカー』を歌っている。

ラヴ・シンボル
プリンス&ザ・ニュー・パワー・ジェネレーション

(下)
p214

当時は『百万ドル・トリオ』と呼ばれたルービンシュタイン=ハイフェツ=フォイアマンのトリオを紹介。

ピアノ三重奏曲第7番「大公」
ベ-ト-ヴェン(アルトゥール・ルービンシュタイン)

(下)
p223

カーステレオから流れたのは、モーツァルトの明るい管弦楽曲「ポストホルン・セレナーデ」。

セレナード「ポストホルン」
モーツァルト(カール・ベーム)

(下)
p422

テレビで流れていた古い映画は『サウンド・オブ・ミュージック』、『エーデルワイス』の途中で切る。

「サウンド・オブ・ミュージック」オリジナル・サウンドトラック

関連作品
海辺のカフカ~村上春樹に捧ぐ~

海辺のカフカ~村上春樹に捧ぐ~ エミール・ヴィクリッキー・トリオ

カフカを生んだチェコの誇るジャズ・ピアニスト、エミル・ヴィクリッキーが
村上春樹の小説にインスパイアされ、創り上げたモダン・ジャズ・アルバム。プラハにちなんだ村上春樹氏の書き下ろし「プラハの街、その淡い闇」を収録。

クラシック音楽のタイトルや作曲家名が数多く登場。

スプートニクの恋人

スプートニクの恋人文庫 (講談社文庫)中古価格:105円
スプートニクの恋人単行本 (講談社)中古価格:200円

「22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。」
あらすじが印象的な村上春樹の文体の総決算的作品。

p11

ディジー・ガレスピーみたいな「セルロイドの黒縁の眼鏡」をかけた。ディジー・ガレスピーは、アフリカ系アメリカ人のジャズミュージシャン。

ザ・ファイナル
ディジー・ガレスピー

p21

彼女の一間のアパートには暖炉がないが、プッチーニの『ラ・ボエーム』はかなり暖がとれる。

歌劇《ラ・ボエーム》(全曲)
プッチーニ(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団)

p49

喫茶店の天井の小さなスピーカーから流れている曲は『わたしをアルアンダにつれていって』と歌っている。曲はアストラッド・ジルベルトの古いボサノヴァ・ソング。

ベスト・オブ・アストラッド・ジルベルト
アストラッド・ジルベルト

p67

ガラス・ケースに入ったマーク・ボラン愛用の蛇革のサンダル。

レジェンド・オブ・T・レックス
T. レックス

p102

君のいないぼくの生活の喩。『マック・ザ・ナイフ』の入ってない『ベスト・オブ・ボビー・ダーリン』みたい。

ベスト・オブ・ボビー・ダーリン
ボビー・ダーリン

p118

市民プールで軽く泳ぎ、喫茶店で一時間ばかり本を読んだ後、家に帰って三枚のシャツにアイロンをかけながらテン・イヤーズ・アフターの古いレコードを両面聴く。

グレイテスト・ヒッツ
テン・イヤーズ・アフター

p122

ピザの焼ける匂いと共にスピーカーからヒューイ・ルイス・アンド・ザ・ニュースの懐かしい曲が流れた。

ハート・オブ・ロックン・ロール!!
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

p166

ミュウは居間のソファに座り、目を閉じてジュリアス・カッチェンの演奏するブラームスのバラードを聴いた。

ピアノ曲全集
ブラームス(ジュリアス・カッチェン)

p225

観覧車がゆっくりと空をめぐっている中、オルガンが『美しく青きドナウ』を奏でる。

ワルツ・カラヤン
ヘルベルト・フォン・カラヤン

p312

カーステレオから流れていたのはバッハの『フーガの技法』。

フーガの技法
バッハ(グレン・グールド)

第1部タイトルはロッシーニ、第2部はシューマン、第3部はモーツァルト「魔笛」第一幕〈私は鳥刺し〉をモチーフにしている。

ねじまき鳥クロニクル

ねじまき鳥クロニクル 泥棒かささぎ編(第1部)文庫 (新潮文庫)中古価格:105円
ねじまき鳥クロニクル 予言する鳥編(第2部)文庫 (新潮文庫)中古価格:200円
ねじまき鳥クロニクル 鳥刺し男編(第3部)文庫 (新潮文庫)中古価格:500円
ねじまき鳥クロニクル 泥棒かささぎ編(第1部)単行本(新潮社)中古価格:200円
ねじまき鳥クロニクル 予言する鳥編(第2部)単行本(新潮社)中古価格:200円
ねじまき鳥クロニクル 鳥刺し男編(第3部)単行本(新潮社)中古価格:350円

飼っていた猫の失跡をきっかけにバランスが少しずつ狂い始めた雑誌編集者として働く妻「クミコ」。
ある日クミコは僕に何も言わずに姿を消してしまう。僕は奇妙な人々との邂逅を経ながら、やがてクミコの失踪の裏に、彼女の兄「綿谷ノボル」の存在があることを突き止めていく。
村上の小説としては初めて、戦争等の巨大な暴力を本格的に扱った内容。

第1部
p11

FM放送から流れたのはクラウディオ・アバドのロンドン交響楽団が演奏するロッシーニの『泥棒かささぎ』の序曲。僕はあわせて口笛を吹いた。

序曲集
クラウディオ・アバド(ロッシーニ)

第1部
p151

クミコが着ていたのは、どこかでもらってきたレコード会社の宣伝用のヴァン・ヘイレンの黄色いTシャツ。

グレイテスト・ヒッツ
ヴァン・ヘイレン

第1部
p155

FM放送をつけるとマイケル・ジャクソンが『ビリー・ジーン』を歌っていた。

スリラー
マイケル・ジャクソン

第2部
p27

アメリカのハープ奏者のロバート・マクスウェルの『ひき潮』が登場。

ひき潮
ロバート・マックスウェル

第2部
p28

壁の上のスピーカーが、大編成のオーケストラ用に編曲されたビートルズの『エイト・デイズ・ア・ウィーク』を流す。

ザ・ビートルズ1
ビートルズ

第2部
p99

チャイコフスキーの弦楽セレナーデが終ったあと。

弦楽セレナーデ
チャイコフスキー(ヘルベルト・フォン・カラヤン)

第2部
p343

バート・バカラックの『サン・ホセへの道』が流れる。

アルフィー
バート・バカラック

第3部
p81

日曜日の午後、ブルース・スプリングティーンがかかっている。

グレイテスト・ヒッツ
ブルース・スプリングスティーン

第3部
p100

岡田トオルが歌うように言った言葉は、サイモン&ガーファンクルの「スカボロー・フェア」の歌詞。

冬の散歩道~S&Gスター・ボックス
サイモン&ガーファンクル

第3部
p193

僕の頭の中に残っている曲。それはバッハの『音楽の捧げもの』。

音楽の棒げ物
バッハ(カール・リヒター&ヘルムート・ヴァルハ)

第3部
p233

ピアニストがリストの練習曲を弾くみたいに激しい勢いで指を動かす。

超絶技巧練習曲
リスト(ヴラディーミル・アシュケナージ)

第3部
p414

何度も何度もまじないか何かのように繰り返されたのは『泥棒かささぎ』。

序曲集
クラウディオ・アバド(ロッシーニ)

関連作品
モーツァルト:魔笛

モーツァルト:魔笛 ヘルベルト・フォン・カラヤン

第3部のタイトル「鳥刺し男編」はモーツァルトの「魔笛」第一幕〈私は鳥刺し〉をモチーフに。今作はカラヤン3度目のしかも初のデジタル録音の作品。幾分室内楽的で、実に精密な演奏を繰り広げている。

タイトルの「国境の南」はジャズのスタンダードナンバー。作中、ナット・キング・コールが良く登場します。

国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西文庫 (講談社文庫)中古価格:105円
国境の南、太陽の西単行本 (講談社)中古価格:200円

バブル絶頂期(1988年 - 1989年頃)の東京が主な舞台に、一人の主人公の幼年時代から中年時代を描く。
『ねじまき鳥クロニクル』を執筆し、第1稿を推敲する際に削った部分が元になり、そこに更に加筆する形で書かれている。

p15

彼女のお母さんが出してくれた紅茶飲みながら聴いた作品。

序曲集
ロツシーニ

p16

島本さんの家のレコード棚にあったのはナット・キング・コール。

グレイト20~モナ・リザ・トゥ・ヤング
ナット・キング・コール

p16

クリスマスではないのにビング・クロスビーのクリスマス音楽のレコードを聴く。

ビング・クロスビー
ビング・クロスビー

p17

ストーブの火がほんのりと赤く部屋の壁をてらしている中、歌っていたのはナット・キング・コールの『プリテンド』。

バラツズ
(プリテンド)

ナット・キング・コール

p99

BMWで青山通りの信号を待ちながら聴いていたのはシューベルトの『冬の旅』。

冬の旅
シューベルト

関連作品
国境の南・太陽の西

国境の南・太陽の西 クロード・ウィリアムソン・トリオ

「国境の南,太陽の西」をモチーフにした作品で、8曲目以外はすべて小説に登場する曲で構成。なお、作中に「ナット・キング・コールが『国境の南』を歌っているのが遠くの方から聞こえた。」とでてくるが、実際には ナット・キング・コールは「国境の南(South Of The Border)」 を録音したことがなくて、これは彼の勘違いではないかという話。

1988年のバブル期に書かれた作品で、今作に登場する音楽は「大量消費音楽=高度資本主義社会の象徴的音楽」として批判的に使われることが多い一味違う作品。

ダンス・ダンス・ダンス

ダンス・ダンス・ダンス(上)文庫(講談社文庫)中古価格:250円
ダンス・ダンス・ダンス(下)文庫(講談社文庫)中古価格:300円

鼠三部作の続編。
1983年、フリーのコピーライターとして「文化的雪かき」に従事する「僕」は、何かに呼ばれているような焦燥を感じていた。それを確かめるためには、もう一度「いるかホテル」に戻らなければならない。そこでは誰かが「僕」を求め、「僕」のために涙を流しているのだ。

(上)
p18

ラジオから流れていた曲は”単調な”ヒューマン・リーグの唄。あわせて馬鹿げた名前だと言ってけなす。

グレイテスト・ヒッツ
ヒューマン・リーグ

(上)
p35

車を運転しながらティーン・エイジャーだったころにラジオから流れていた下らない音楽を回想するシーンに登場する。

グレイテスト・ヒッツ~恋のひとこと
ナンシー・シナトラ

(上)
P36

車を運転しながらラジオから流れたローリング・ストーンズの「ブラウン・シュガー」に「まともだ」と思う。

スティッキー・フィンガーズ
(ブラウン・シュガー)

ザ・ローリング・ストーンズ

(上)
p37

「僕は生まれてからずっと失い続けてきたよ」と歌うレイ・チャールズの哀しい曲『ボーン・トゥー・ルーズ』。

グレイテスト・ヒッツ
レイ・チャールズ

(上)
p54

大学生が何人か集まって話している会話に登場するポリスの新しいLP。

グレイテスト・ヒッツ
ポリス

(上)
p78

僕がはいったホテルの理髪店はBGMに小さくジャック・ルーシェのプレイ・バッハがかかっていた。その調子なら税務署の待合室で坂本龍一が聴けるかもしれないと思う。

ソロ・ベスト『US』
坂本龍一

(上)
p83.84

五階建てのビルの地下にあるこぢんまりしとしたバーで流れる曲。

ナイト・ライツ
ジェリー・マリガン

(上)
p139.145

ジョディー・クレオパトラに夢中になっている真っ黒なアビシニアの王子はマイケルが『ビリー・ジーン』を歌い踊りながら演じるべきだと語る。

スリラー
マイケル・ジャクソン

(上)
p169

十五階でエレベータを下りた時に流れていた曲。

BEST SELECTION
ヘンリー・マンシーニ

(上)
p201

13歳の女の子が着ていたトレーナー・シャツには『TALKING HEADS』と書かれている。

ベスト!
トーキング・ヘッズ

(上)
p208

ユキがショルダー・バックの中から取り出したカセット・テープに入っていた曲。

スティル・ライフ(アメリカン・コンサート’81)
ザ・ローリング・ストーンズ

(上)
p208

雪の中でも車の中は暖かくデュラン・デュランでさえ心地良かった。

デイケイド/ザ・ベスト・オブ・デユラン・デユラン
デユラン・デユラン

(上)
p209

テープから流れてきたのは「僕は歴史のことなんてよく知らないけれど……」と歌うサム・クックの『ワンダフル・ワールド』。

グレイテスト・ヒッツ
サム・クック

(上)
p209

同じテープから流れてきたボビー・ダーリン『ビヨンド・ザ・シー』。

ベスト・オブ・ボビー・ダーリン(1)
ボビー・ダーリン

(上)
p213

ビーチ・ボーイズの『サーフィンUSA』のバック・コーラスを二人で歌う。

サーフィンU.S.A.
ザ・ビーチ・ボーイズ

(上)
p227

モダネアーズが懐かしきトミー・ドーシーの歌を歌った古いレコードをかける。

ヒア・カム
モダネアーズ

(上)
p236

野菜をひとつひとつ梱包して冷蔵庫にしまいながら聴いた曲はアイザック・ヘイズの『シャフトのテーマ』。

シャフト
アイザック・ヘイズ

(上)
p264

バリ封鎖、女と同棲、マリファナ吸う、と来て、最後に登場するディープ・パープル。

マシン・ヘッド
ディープ・パープル

(上)
p278

ボブ・ディランの「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー』のテープが流れる。

ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム
ボブ・ディラン

(上)
p280

続いて歌われているのは、ボブ・ディランの『ハード・レイン』。

激しい雨
ボブ・ディラン

(上)
p280.310

ブランディーを飲みながらダイア・ストレイツのLPを聴く。

悲しきサルタン
ダイアー・ストレイツ

(上)
p343

ユキは二日酔いの朝みたいに物哀しいフィル・コリンズの唄にあわせてハミングする。

ベスト・オブ・フィル・コリンズ
フィル・コリンズ

(下)
p14

ジョン・コルトレーンの『バラード』のテープをかけたが彼女は文句を言わなかった。

バラード
ジョン・コルトレーン

(下)
p18

冗談で店員にスライ&ザ・ファミリー・ストーンのバッジがあるか尋ねる。

アンソロジー
スライ&ザ・ファミリー・ストーン

(下)
p22

ダッシュボードの上にあったテープはビーチ・ボーイズ。

グッド・ヴァイブレーション
ビーチ・ボーイズ

(下)
p31

新しくかけたテープからは、ベン・E・キングが『スパニッシュ・ハーレム』が流れる。

スタンド・バイ・ミー
ベン・E・キング

(下)
p58

巨大なサンヨーのラジオ・カセットからはエリック・クラプトンの新曲が流れる。

ベスト・オブ・エリック・クラプトン
エリック・クラプトン

(下)
p66

ロキシー・ミュージックがかかってラジオのヴォリュームをあげる。

アヴァロン
ロキシー・ミュージック

(下)
p69

ステレオ装置でヴォリュームを小さくしたのはヴィヴァルディの楽曲。

協奏曲集<四季>
ヴィヴァルディ(ヘルベルト・フォン・カラヤン)

(下)
p92

ブルース・スプリングスティーンが『ハングリー・ハート』を歌う。

ザ・リヴァー
ブルース・スプリングスティーン

(下)
p93

ラジオから流れていたのはJ・ガイルズ・バンドの懐かしい『ダンス天国』。

フラッシュ・バック
J・ガイルズ・バンド

(下)
p98

ムームーを着た女の子が電気ピアノを弾きながら歌っていた曲は『ソング・フォー・ユー』。

追憶の日々~ベスト・オブ・レオン・ラッセル
レオン・ラッセル

(下)
p110

ちゃんと射精に導いたのはフォリナーの曲。

ベスト・オブ・フォリナー
フォリナー

(下)
p163

紫の上着にオレンジ色のシャツを着てハイジャンプするエルトン・ジョン。

Your Song~エルトン・ジョン・グレイテスト・ヒッツ
エルトン・ジョン

(下)
p231

五反田君は新しい酒を作り、ビル・エヴァンスのレコードをかけた。

ポートレイト・イン・ジャズ+1
ビル・エヴァンス

(下)
p317

口笛でラビン・スプーンフルの『サマー・イン・ザ・シティー』を吹きながら、表参道を通って青山通りまで行く。

ベスト
ラヴィン・スプーンフル

関連作品
ゴールデン・ヒッツ!

ゴールデン・ヒッツ! ビーチ・ボーイズ

タイトルはザ・ビーチ・ボーイズのヒットソングから使用。80年代のポップソングがやたら作中に登場する作品だが、全般的に資本主義システムの批判的象徴として機能しており、ビーチボーイズなどは良い時代の象徴として使われている。

村上春樹の名を世界中に知らしめた今作のタイトルは、もちろんビートルズの曲名から。

ノルウェイの森

ノルウェイの森(上)文庫 (講談社文庫)中古価格:105円
ノルウェイの森(下)文庫 (講談社文庫)中古価格:105円

37歳の僕は、ハンブルク空港に到着した飛行機のBGMでビートルズの「ノルウェーの森」を聴き、激しい混乱を覚えた。そして18年前(1968年)の学生時代のことを回想する。
学生運動の時代を背景として、主人公「僕」と、友人の恋人「直子」を軸に、様々な思春期の葛藤や人間模様、恋愛、喪失感などを巧みに描く。

(上)
P7

飛行機が着地を完了し、禁煙のサインが消え、天井のスピーカーから小さな音で流れだしたBGMはビートルズの『ノルウェイの森』。

ラバー・ソウル
ザ・ビートルズ

(上)
P8

スチュワーデスとの会話の後に変わった音楽はビリー・ジョエルだった。

ピアノ・マン:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ビリー・ジョエル
ビリー・ジョエル

(上)
新p77 旧p68

クリスマスに直子にプレゼントしたのは『ディア・ハート』の入ったヘンリー・マンシーニのレコード。

BEST SELECTION
ヘンリー・マンシーニ

(上)
新p82 旧p73

レコードは6枚ぐらいしかなくて、サイクルの最初は「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド
ザ・ビートルズ

(上)
新p82 旧p73

最後はビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」。

ワルツ・フォー・デビイ
ビル・エヴァンス

(上)
新p104 旧p92

部屋の壁に貼ってあった氷山の写真をはがして、代わりに貼ったのはジム・モリソンとマイルス・デイヴィスの写真。

ハートに火をつけて
ドアーズ

(上)
新p171 旧p152

大きな音で流れていたのはマービン・ゲイやビージーズ。

ホワッツ・ゴーイン・オン
マーヴィン・ゲイ

(上)
新p223 旧p199

直子からいつもビートルズをリクエストされるレイコが弾いた曲はビートルズの『ミシェル』。

ラバー・ソウル
ザ・ビートルズ

(上)
新p223 旧p200

そして「ノーホア・マン」と「ジュリア」を弾く。

ホワイト・アルバム
ザ・ビートルズ

(上)
新p276 旧p246

C.C.R.初のビッグ・ヒット『プラウド・メアリ』をレイコさんが口笛で吹く。

TWIN BEST
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル

(上)
新p285 旧p254

女の子が来年の5月に来ると言い、流れる曲はクリームの『ホワイト・ルーム』。

クリームの素晴らしき世界
クリーム

(上)
新p285 旧p254

レイコさんが好きな曲。サイモン・アンド・ガーファンクルの『スカボロ・フェア』。

サイモン&ガーファンクル-明日に架ける橋-
サイモン・アンド・ガーファンクル

(上)
新p287 旧p256

ビートルズの『ヒア・カムズ・ザ・サン』を弾いたら、アイスミルクの分は店のおごりに。

アビイ・ロード
ザ・ビートルズ

(下)
新p14 旧p13

レイコさんがバド・パウエルなどのジャズピアノの真似事を教えてくれる。

ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル
バド・パウエル

(下)
新p14 旧p13

同じくセロニアス・モンクも教えてもらう。

ブリリアント・コーナーズ
セロニアス・モンク

(下)
新p35 旧p32

ベッドの下からギターを出し、『デサフィナード』と『イパネマの娘』を弾く。

潮流
アントニオ・カルロス・ジョビン

(下)
新p35 旧p32

続けてバカラックの曲や、レノン=マッカートニーの曲を弾く。

アルフィー~グレイテスト・ヒッツ
バート・バカラック

(下)
p37

トニー・ベネットのレコードをかける。

ベスト・オブ・トニー・ベネット
トニー・ベネット

(下)
新p41 旧p37

どうみても中学生としか見えない女の子がローリング・ストーンズの『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』をリクエストする。

フォーティー・リックス
ローリング・ストーンズ

(下)
新p49 旧p44

ジム・モリソンの歌の歌詞を思い出す。

まぼろしの世界
ドアーズ

(下)
新p52 旧p47

セロニアス・モンクの弾く『ハニサックル・ローズ』を聴く。

ザ・ユニーク
セロニアス・モンク

(下)
新p107 旧p96

音の大きそうなジャズ喫茶に入ってオーネットコールマンを聴く。

サムシング・エルス
オーネット・コールマン

(下)
新p146 旧132

雨の中庭をの風景をぼんやりとながめながら、『カインド・オブ・ブルー』をオートリピートで何度も聴く。

カインド・オブ・ブルー
マイルス・デイヴィス

(下)
新p156 旧p140

サラ・ヴォーンが古いラブソングを唄う。

ザ・ベスト・オブ・サラ・ヴォーン
サラ・ヴォーン

(下)
新p196 旧p176

縁側に座って、昔練習したドリフターズの『アップ・オン・ザ・ルーフ』を弾く。

アップ・オン・ザ・ルーフ
ザ・ドリフターズ

(下)
新p285 旧p255

バカラックの『クロース・トゥ・ユー』『雨に濡れても』『ウォーク・オン・バイ』『ウェディングベル・ブルーズ』を演奏する。

ファースト・ソングス
ローラ・ニーロ

関連作品
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド ザ・ビートルズ

ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』は「直子が持っている6枚のレコードの内の1枚」として登場する。この『サージェント・・・』は、村上春樹氏が『ノルウェイの森』を執筆する際に、120回くらいリピートしながら聴いた作品だそう。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語「世界の終り」。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する「ハードボイルド・ワンダーランド」。
静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

(上)
P10

冒頭、歌詞を引用。

ベスト・セレクション
スキーター・デイヴィス

(上)
P14

戦争の歌として一般的に知られる「ダニーボーイ」を口笛で吹くと肺炎をこじらせた犬のため息のような音が出る。

二人でお茶を ビング・クロスビー ベスト・セレクション
ビング・クロスビー

(上)
P304

持ってると思うけど、今はとても探せる状態じゃないと答えたのはチャーリー・パーカーのレコード。

ザ・ジニアス・オブ・チャーリー・パーカー
チャーリー・パーカー

(上)
P320

カーステレオから流れていくる曲。

GREATEST
デュラン・デュラン

(上)
P390

ピーター・フォンダがバイクを走らせている場面を頭の中に思い浮かべて、それに重ねる音楽はステッペンウルフの『ボーン・トゥー・ビー・ワイルド』。

ロック・マスター~ステッペンウルフ
ステッペンウルフ

(上)
P390

流れていた曲がマービン・ゲイの『悲しいうわさ』に変わってしまう。

悲しいうわさ
マーヴィン・ゲイ

(下)
P341

目を閉じて、その深い眠りに身をまかせて、ボブ・ディランは『激しい雨』を唄いつづける。

激しい雨
ボブ・ディラン

関連作品
激しい雨

激しい雨 ボブ・ディラン

この作品でキーになっているのは、「ダニー・ボーイ」とボブ・ディランの「激しい雨」。どちらも物語の中で非常に重要なシーンで登場する。特に、<ハードボイルド・ワンダーランド>の最後のシーンで登場する「激しい雨」は物語を語るうえで欠かせない楽曲になっている。

音楽が登場する割合は少ないが、ビング・クロスビーなどの定番アーティストが多数登場。

羊をめぐる冒険

羊をめぐる冒険(上)文庫(講談社文庫)中古価格:150円
羊をめぐる冒険(下)文庫(講談社文庫)中古価格:105円

「僕と鼠もの」シリーズの第3作。
村上春樹がジャズ喫茶「ピーター・キャット」をやめ、専業作家として初めて書いた小説。
三部作の最後にして、村上春樹らしさが詰まった作品。

(上)
P141

天井のスピーカーから流れるボズ・スキャッグズの新しいヒットソング。

ヒッツ!
ボズ・スキャッグス

(上)
P211

ジョニー・リヴァーズが『ミッドナイト・スペシャル』と『ロール・オーヴァー・ベートーヴェン』を続けて唄う。

ベスト・オブ・ジョニー・リバース
ジョニー・リバース

(上)
P228

ビールを飲みながらブラザーズ・ジョンソンの新しいレコードを聴く。

グレイテスト・ヒッツ
ブラザーズ・ジョンソン

(下)
P23

ラリー・コリエルはジャズ・フュージョン・ギタリスト。ジム・ホールは現代ジャズ・ギター界の巨匠。「その間を彷徨う」という表現で登場する。

アランフェス協奏曲
ジム・ホール

(下)
P23

上記で登場するラリー・コリエルはジャズとロックの融合に早くから取り組んだことでも知られる。

スペイセス
ラリー・コリエル

(下)
P178

村上春樹作品には良く登場するビング・クロスビー。このシーンでは『ホワイト・クリスマス』を二十六回聴く。

ホワイト・クリスマス
ビング・クロスビー

小説の時代設定は1969年から1973年。登場する音楽もジャズを中心に1950年代のものが多い。

1973年のピンボール

1973年のピンボール文庫(講談社文庫)中古価格:105円

デビュー作「風の歌を聴け」の舞台は真夏、「僕」は大学生。 この第2作目では、「僕」は24歳になり仕事をしている。そして季節は秋へ。
タイトル通り1973年9月に始まり、11月に終わる、「僕」の話であるとともに友人の「鼠」の話で、ピンボールについての小説という形をとる。

P7

第三機動隊が九号館に突入した時にフル・ボリュームで流れていたとされる曲、ヴィヴァルディの『調和の幻想』。

協奏曲集≪四季≫/≪調和の幻想≫第6・8・10番
ヴィヴァルディ(イ・ムジチ合奏団)

P16

1961年、リッキー・ネルソンが『ハロー・メリー・ルウ』を唄った年。

リック・イズ21
リッキー・ネルソン

P17

1960年、ボビー・ヴィーが『ラバー・ボール』を唄った年。

ウィズ・ストリングス・アンド・シングス
ボビー・ヴィー

P32

事務員として雇った女の子は一日に二十回も「ペニー・レイン」を(それもサビ抜きで)口ずさむこと以外は欠点はなかった。

マジカル・ミステリー・ツアー
(ペニー・レイン)

ザ・ビートルズ

P53

ミルドレッド・ベイリーの『イッツ・ソー・ピースフル・イン・ザ・カントリー』を口笛で二回吹く。

ロッキン・チェア・レディ
『イッツ・ソー・ピースフル・イン・ザ・カントリー』

ミルドレッド・ベイリー

P75

空がどんより曇る日、窓を閉め、カセット・テープでチャーリー・パーカーの「ジャスト・フレンズ」を聴く。

バード:オリジナル・レコーディング・オブ・チャーリー・パーカー
『ジャスト・フレンズ』

チャーリー・パーカー

P78

買った覚えのないレコードとしてビートルズの『ラバー・ソウル』が登場。

ラバー・ソウル
ザ・ビートルズ

P102

ジャンとディーンは、ビーチボーイズ以前に全米No.1ヒットを飛ばしたサーフィン・サウンドで、喩として登場。

サーフ・シティ&ドラッグ・シティ
ジャン&ディーン

P110

ジューク・ボックスに収録されている曲として登場。

ベスト・オブ・ジャクソン・ファイヴ
ジャクソン5

P110

口笛で吹いた曲は「ジャンピング・ウィズ・シンフォニー・シッド」。

スタン・ゲッツ・アット・ストーリーヴィル
スタン・ゲッツ

ビーチ・ボーイズの「カリフォルニア・ガール」が重要な役割を占める作品。

風の歌を聴け

風の歌を聴け文庫(講談社文庫)中古価格:105円

「僕と鼠もの」シリーズの第1作。
当時の村上春樹と同じく1978年に29歳になった「僕」が、1970年21歳の時の8月8日から8月26日までの19日間の物語を記す、という形をとっている。
村上春樹らしくストーリーらしいストーリーがないが、淡々と流れていく時間とほろ苦くさっていく青春の一片を軽やかに描いている。

P46

フランス人の歌手で誰が人気がある?と聞かれ、アダモと答えるも、ベルギー人だったというオチ。

ベスト・オブ・ベスト
アダモ

P46

ミッシェル・ポルナレフを答えるも、「糞だ」ですまされてしまう。

ポルナレフ・ベスト
ミッシェル・ポルナレフ

P51

ブルック・ベントン、『レイニー・ナイト・イン・ジョージア』を本当に良い曲として紹介。

トゥデイ
ブルック・ベントン

P53

CCRの『フール・ストップ・ザ・レイン』が登場。

クロニクル~グレイテスト・ヒッツ
クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル

P57

リクエストされた曲はビーチボーイズの「カリフォルニア・ガールズ」。

サマー・デイズ
ザ・ビーチ・ボーイズ

P63

「ギャル・イン・キャリコ」を収録したマイルス・デイビスをオーダーし、少し時間はかかったがちゃんとレコードを持ってきてくれた。

ザ・ミュージングス・オブ・マイルス
マイルス・デイヴィス

P70

彼女が溜息をつき、煙草に火を着ける後ろで、ボブ・ディランの『ナッシュビル・スカイラン』が流れた。

ナッシュビル・スカイライン
ボブ・ディラン

P89

食後のコーヒー、食器洗い、そしてテーブルに戻って煙草に火を点けてM・J・Qのレコードを聴く。

ジャンゴ
ザ・モダン・ジャズ・カルテット


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Last-modified: Sun, 18 Aug 2013 23:04:10 JST (1857d)