Top > スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

Tag: 書籍 ビジネス 2010年  

カーマイン・ガロ氏からのコメント
 日本で多くの方が『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則』を買ってくださっているというお話を聞き、たいへんうれしく思っています。本書で取りあげたアイデアを多くの人が学んでくださる-コミュニケーションコーチとして、これ以上の喜びはありません。

 私はコミュニケーションコーチですから、すばらしいスピーチをされる企業人がどのようなテクニックを使っているのか、常に注意しながら見ています。会社や製品を背後で支えるストーリーを上手に伝えるヒント、ほかの方々に役立つヒントはないかと探しているのです。スティーブ・ジョブズについては、2冊の本を書きました。ジョブズほどのプレゼンターは世界中を探してもそうそういないと思うからです。具体的な例を紹介しましょう。

 つい先日のことですが、10月20日の水曜日、スティーブ・ジョブズは、“Back to the Mac”と題して新製品の紹介を行いました。あのプレゼンテーションでも、本書で紹介したさまざまなテクニックが使われています。同じテクニックを次回のプレゼンテーションで使ってみませんか? きっと、メッセージのインパクトが強くなりますよ。

 まず第一に、ツイッターに投稿してもおかしくないヘッドラインを考えます。スティーブ・ジョブズは、新製品の概要をはっきり、かつ、手短に紹介する一文を用意します。11インチのMacBook Airを紹介したときの言葉はこうでした-「MacBookにiPadが合体するとこうなるんだ」。巧みな一言ですよね。この言葉、「MacBookにiPadが合体」は、数分のうちにCNNの見出しとなりました。このように、会社でも製品でも、70文字以内で表現するようにしましょう。

 第二に、数字を上手にドレスアップしましょう。スティーブ・ジョブズをはじめとするアップルのスピーカーは、大きな数字にかならず文脈を添えてくれます。アップルの売上のうち、33%がMacだと紹介したアップルCOOのティム・クックもそうでした。普通ならここで話が終わるはずですが、クックは説明を続けました。売上高としては220億ドルになると紹介したのです。これでもまだ終わりません。Mac部門が独立した会社だったら、米国で10番目に大きい会社になるほどの売上だと説明したのです。大きな数字だけをポンと投げださないこと。みんなにわかりやすい文脈を添えて覚えやすくしましょう。

 第三は、3点ルールを守ること、です。人が短期記憶で取り扱えるのは、3点か4点がいいところです。22点ものことを覚えてもらおうとしても、それは無理なのです。先日の水曜日、スティーブ・ジョブズはアップル人気のソフトウェアの新バージョン、iLife 11を発表しました。そのときジョブズは、新機能はたくさんあるけれど、そのうちの3つ、Photo、iMovie、Garage Bandを取りあげたいとしました。これがジョブズ流-3点に絞るのです。これは効きますよ。

 誰も思いつかなかった世界一のアイデアや画期的な製品、ユニークなサービスを思いついても、コミュニケーションのスキルがないと、周りを説得できずに終わりがちです。そのスキルを何十年にもわたって磨いてきたのがスティーブ・ジョブズなのですから、彼からは多くのことが学べるはずです。

  (翻訳:井口 耕二)
出版社 / 著者からの内容紹介
■スティーブ・ジョブズのプレゼンの魅力を解き明かす!
アップルCEOのスティーブ・ジョブズのプレゼンテーションは、なぜあれほど人々を魅了
し、熱狂させるのか―。
本書は、iPhone発表時などスティーブ・ジョブズの伝説のプレゼンを紹介しながら、その
秘密を詳しく解説していきます。

専門用語を使わない、ツイッターのように短い一文で製品やサービスを表わす、
ポイントを3つにする、ヒーローと敵役を登場させる、ひたすら練習を積むなど
、スティーブ・ジョブズのプレゼンの法則を解き明かします。
すばらしいプレゼンができるようになります!

■スティーブ・ジョブズの名文句やスライドの数々を紹介!
本書では、プレゼンテーションでスティーブ・ジョブズが繰り出した名文句や魅力的なス
ライド、演出の数々を紹介しています。シンプルでわかりやすく、人の心をつかむス
ライドや言葉を一部は英語も交えて紹介しています。巻末には、本書に登場するステ
ィーブ・ジョブズのプレゼン動画を見られるURLのリストを掲載しています。ぜひ、
動画も合わせてご覧ください。

[名文句の例]
「今日、アップルは電話を再発明する」
「iPodはガムより小さくて軽いんだ」
iPhone 3G。速度は2倍、価格は半分」
「マイクロソフトが抱えている問題はただひとつ。美的感覚がないことだ。足りないんじ
ゃない。ないんだ」
「今までに売れたiPhoneは400万台。うれしいねえ。1日平均2万台のiPhoneが売れた
ことになる」

■人々を惹きつけるプレゼン 18の法則
構想はアナログでまとめる/一番大事な問いに答える/救世主的な目的意識を持つ/ツイッターのようなヘッドラインを作る/ロードマップを描く/敵役を導入する//正義
の味方を登場させる/禅の心で伝える/数字をドレスアップする/「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う/ステージを共有する/小道具を上手に使う/「うっそー!」な瞬間を演出する/存在感の出し方を身につける/簡単そうに見せる/目的に合った服装をする台本を捨てる/楽しむ

スティーブ・ジョブズのプレゼン動画などの情報はこちら
http://ec.nikkeibp.co.jp/nsp/stevejobs/
内容(「BOOK」データベースより)
聴衆を魅了し続ける世界一の経営者。iPhone、iPad、iPodを成功に導いたプレゼンの極意を解き明かす。
著者について
カーマイン・ガロ(Carmine Gallo)
プレゼンテーション、メディア対応、コミュニケーションのスキルを教えるコーチであ
り、世界の有名ブランドを陰から支えている。Businessweek.comでコラムを執筆して
いるほか、講演やセミナーの講師としても活躍しており、CNBC、NBC、MSNBC.com、BNET、
RedBook、Forbes.com、New York Times、Wall Street Journal、Investor's Business
Dailyなどさまざまなメディアに登場する。世界で十指にはいるグローバルな広告代理
店のバイスプレジデントを務めた経験も持つ。サンフランシスコ/ベイ・エリア在住。
詳しくはwww.carminegallo.comをご覧ください。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ガロ,カーマイン
プレゼンテーション、メディア対応、コミュニケーションのスキルを教えるコーチであり、世界の有名ブランドを陰から支えている。Businessweek.comでコラムを執筆しているほか、講演やセミナーの講師としても活躍しており、CNBC、NBC、MSNBC.com、BNET、RedBook、Forbes.com、New York Times、Wall Street Journal、Investor’s Business Dailyなどさまざまなメディアに登場する

井口 耕二
1959年生まれ。東京大学工学部卒、米国オハイオ州立大学大学院修士課程修了。大手石油会社勤務を経て、1998年に技術・実務翻訳者として独立。翻訳活動のかたわら、プロ翻訳者の情報交換サイト、翻訳フォーラムを友人と共同で主催するなど多方面で活躍している

外村 仁
東京大学工学部卒、米系経営コンサルティング会社で研鑽後、アップル社でマーケティングを担当、ジョン・スカリーからスティーブ・ジョブズまで5年間で4人のCEOを経験し、さまざまなプレゼンスタイルやリーダシップに薫陶を受ける。その後スイスIMD(国際経営大学院)でMBAを取得し、ストリーミング技術の会社を起業、シリコンバレーのVCより1200万ドルの資金を調達し、のち売却。現在はファーストコンパスグループ共同代表で、複数のベンチャー企業のアドバイザーも兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

発売日: 2010/7/15


リロード     ホーム 一覧 検索 最終更新 バックアップ リンク元   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: Sun, 04 Mar 2012 01:13:53 JST (2419d)